静的周波数変換装置システムにおける出力変圧器の周波数変換差動保護方法

摘要

静的周波数変換装置システムにおける出力変圧器の周波数変換差動保護方法であって、保護装置により、SFCシステムにおける出力変圧器の各側の三相電流を測定し、出力変圧器の接続様態に基づき、三角形側を基準として、星形側を位相補正するとともに、変圧器の各側の二次定格電流の違いを考えて、各側のバランス係数の調整を行い、各側の校正電流と差動電流サンプル値を形成し、発電機保護のうち周波数の影響を受けないスタートアップ・シャットダウン保護アルゴリズムにより、校正電流、差動電流及び制動電流の振幅を計算し、差動電流と制動電流の大きさに基づき、比率制動差動の特性により、出力変圧器の周波数変換比率差動保護を実現する。本保護方法は周波数の大範囲の変化に適応し、電流速断保護と比べて、出力変圧器の内部故障検出の感度を大幅に向上させる。