Ｓｌｉｔ−Ｒｏｂｏシステムを用いた骨折又は骨粗鬆症の予防或いは治療用組成物

摘要

本発明は、ｓｌｉｔ１、ｓｌｉｔ２、ｓｌｉｔ３、ｒｏｂｏ１、ｒｏｂｏ２及びｖｉｌｓｅで構成された群から選択された遺伝子またはその発現タンパク質を有効成分として含有する骨折又は骨粗鬆症の予防或いは治療用薬学的組成物、前記タンパク質を含む骨折または骨粗鬆症の発生危険予測用マーカー組成物、前記タンパク質に特異的に結合する抗体を含む骨折又は骨粗鬆症の発生危険予測用キット、及び前記タンパク質に特異的に結合する抗体を用いた抗原-抗体の結合反応を介して、ｓｌｉｔタンパク質の発現水準を測定する段階を含む骨折又は骨粗鬆症の発生危険を予測するための情報提供方法に関するものである。本発明のｓｌｉｔ３は、細胞及び動物モデルで骨形成を増加させ、骨吸収を減少させて、骨粗鬆症の発病率と負の相関関係を有しており、骨折又は骨粗鬆症の予防或いは治療用組成物及び骨折又は骨粗鬆症の発生危険を予測するためのバイオマーカーとして有用に利用されることができる。【選択図】 図６