TENSILE FORCE MEASURING APPARATUS

摘要

【課題】磁化器１周囲の磁性体への磁化を抑制して測定精度を担保する。【解決手段】長尺の磁性体Ｐの一部を囲むように配され、その磁性体を全周に亘って長手方向に飽和漸近磁化範囲まで直流磁化する磁化器１と、磁性体の磁化区間内に配され、磁性体表面近傍の空間磁界強度を検出する磁気センサ３と、磁化器周面を被うように配された磁性体からなる遮蔽壁１０とを備える張力測定器Ａ１である。磁性体Ｐに張力がかかると、その張力による磁性体を通過する磁界強度変化を磁気センサによって検出して磁性体Ｐに作用する張力を測定する。このとき、遮蔽壁によって磁化器外側の漏洩磁場を遮蔽するので、磁化器周囲に強磁性体が位置しても、その磁性体の磁化を抑制することができるため、磁気センサによる測定値に誤差が生じにくいものとなって、測定精度を担保し得る。磁化器と遮蔽壁１０の間に間隙１４があると、張力変化に対応する磁気センサの感度がよい。【選択図】図１