親水性マクロマーおよびそれを含むヒドロゲル

摘要

コンタクトレンズのような生物医学用品を製造できるヒドロゲルポリマーフィルム作製における使用に好適な組成物は、少なくとも一つの親水性シリコーンマクロマーを含む。一態様において、親水性シリコーンマクロマーは、式１：Ｘ−Ｓｉ（Ｒ１）（Ｒ２）Ｏ−（Ｓｉ（Ｒ３）（Ｒ４）Ｏ）ａ−Ｓｉ（Ｒ５）（Ｒ６）−Ｙ （１）のものであり、式中、Ｒ１、Ｒ２、Ｒ３、Ｒ４、Ｒ５およびＲ６は、１から５０個の炭素原子を持ち、任意選択でヘテロ原子もしくはＩを含む一価の、直鎖、分岐もしくは環状のラジカルから独立して選択され、Ｉは、ＲＬ−ＲＰであり、Ｙは、フリーラジカル重合化に有効な親水性基であり構造ＲＬ−ＲＰ−Ｚであり、ＲＬは一般構造−ＣＨ２−Ｃ（ＲｂＲ７）−（ＣＲ８Ｒ９）ｎを含む異性化可能でないヒドロシリル化に有効な末端オレフィンからの結合残基であり、ｎは１〜１０より選択される整数であり、Ｒ７、Ｒ８およびＲ９は、水素、ならびに１から１０個の炭素原子を持ち、任意選択でヘテロ原子を持つ一価の炭化水素ラジカルから独立して選択され、Ｒｂは、１から６個の炭素原子を持つ一価の炭化水素ラジカルから選択され、ＲＰは、０から１００個の炭素原子を持ち、任意選択でヘテロ原子を持つ二価の親水性有機ラジカルを含むスペーサー基であり、Ｘはフリーラジカル重合可能な基である。前記組成物はコンタクトレンズ作製のための使用に好適なポリマーおよびフィルムとし得る。【選択図】なし