摘要 |
円錐面摩擦タイプの過回転クラッチを開示するものであり、そのクラッチは基本的な機械的伝導構成要素と見なされる。第1の中間リング(3)および第2の中間リング(4)が、共通軸の周りに共に回転することができる内輪(1)と外輪(2)との間に設けられ、それによって、力増幅伝導機構が、対合方式の円錐面摩擦対偶体にそれぞれ連結される。力増幅伝導機構および円錐面摩擦対偶体の全てが、それら自体がロックしないパラメータ範囲内で作動し、力増幅伝導機構は一定の噛合い状態にあり、初期圧力が、弾性予締付部材(7)または磁気部材によって円錐面摩擦対偶体に掛けられる。内輪と外輪との間に異なる方向で接線方向外力成分が存在するとき、円錐面摩擦対偶体は、力増幅伝導機構の作用によって、摺動回転し、または定着状態に留まり、それによって、過回転クラッチにおける過回転機能およびセルフ・ロック機能が実現される。本発明はまた、設計パラメータを調節することによって、過回転クラッチの過負荷およびスリップを防止する機能を実現することができる。 |