摘要 |
サーモトロピック液晶性ポリマーと、特定のタイプの流動性改良剤の組み合わせとを含む熱可塑性組成物が提供される。さらに詳細には、組成物中に使用される1つのタイプの流動性改良剤は、ポリマーの主鎖と反応することができる官能性化合物(例えば、ヒドロキシ官能性化合物やカルボキシ官能性化合物等)である。例えば、特定のケースでは、官能性化合物は、ポリマーの鎖切断を開始させることができ、このため分子量が低下し、従ってせん断力下でのポリマーの溶融粘度が低下する。さらに、機械的特性に大きな影響を及ぼすことなく溶融粘度を所望の“超低”レベルに低下させるのに役立つよう、追加の非官能性化合物も使用される。より具体的に言えば、非官能性化合物は、鎖切断を全く引き起こすことなく、従ってせん断力下でのポリマーマトリックスの全体的な粘度さらに低下させることなく、分子間のポリマー鎖相互作用を変えることができる芳香族アミドオリゴマーである。【選択図】図1 |