摘要 |
第1加熱工程は、変態開始温度(AC1)未満で設定した非焼き入れ温度(NQT)まで鋼板を全体的に加熱して一旦加熱を止め、部分冷却工程は、加熱を止めた状態で、変態完了温度(AC3)以上で設定した焼き入れ温度(QT)から非焼き入れ温度(NQT)を減じて求められる温度差(&Dgr;T)を目安として強化部分と非強化部分に温度差が生じるように鋼板の非強化部分を冷却し、第2加熱工程は、非強化部分が変態開始温度(AC1)未満に留まり、かつ鋼板の強化部分が前記焼き入れ温度(QT)に至るまで鋼板を再び加熱して加熱を止め、全体冷却工程に移行し、全体冷却工程は、加熱を止めた状態で、鋼板を急冷することにより強化部分のみを焼き入れし、非強化部分は焼き入れしない鋼板部材の強化方法を提供する。 |