光学ガラス廃材からの希土類元素の分離方法

摘要

光学ガラス廃材からＬａやＧｄの希土類を効率良く分離することを課題とする。光学ガラス廃材の粉砕物に炭素を添加し非酸化性雰囲気中で還元焙焼して、酸化亜鉛を亜鉛に還元すると共に、亜鉛を選択的に揮発させて除去する。焙焼残渣中に残留する希土類元素を塩酸又は硝酸で溶出後、抽出剤ＰＣ−８８Ａ（大八化学工業社製商品名）を用いてｐＨ２以下の酸性条件下でＧｄを有機相に抽出する。水相に残ったＬａはＰＣ−８８Ａ（大八化学工業社製商品名）を用いてｐＨ３〜４の酸性条件下で有機相に抽出する。