摘要 |
【課題】シングルチャンネル音声残響除去において残響環境の伝達関数又は残響時間を推定し難いという問題を解決する。【解決手段】入力されたシングルチャンネル音声信号に対してフレーム分割を行い、時間の順に応じてフレーム信号に対して短時間フーリエ変換を行い、現在フレームのパワースペクトル及び位相スペクトルを獲得し、現在フレームに至るまでの距離が設定された持続時間範囲内である数フレームを選んで、これらのパワースペクトルを線形重畳加算して現在フレームの後期反射音のパワースペクトルを推定し、スペクトル減算法によって、現在フレームのパワースペクトルから、前記推定された後期反射音のパワースペクトルを除去して、現在フレームの直接音及び早期反射音のパワースペクトルを獲得し、この獲得したパワースペクトルを現在フレームの位相スペクトルとともに、短時間逆フーリエ変換を行い、現在フレーム残響除去後の信号を獲得する。【選択図】図1 |