摘要 |
カルボキシド栄養性(carboxydotrophic)酢酸産生性微生物は、MEKおよび/または2−ブタノールを産生しない。それらは、これらの産物を作製する生合成経路を欠く。加えて、それらは、中間体(R,R)−2,3−ブタンジオールを産生するが、MEKおよび2−ブタノールの産生には、中間体(R,S)−2,3−ブタンジオールの産生が必要とされる。それにもかかわらず、MEKおよび/または2−ブタノールの産生は、MEKおよび/または2−ブタノール生合成経路において重要な酵素を発現または過剰発現するように適合された組換え微生物を用いて達成することができる。そのような微生物、例えば、カルボキシド栄養性酢酸産生菌クロストリジウム・オートエタノゲナム(Clostridium autoethanogenum)は、COを含む基質を発酵させることができる。全体のスキームは、(R,S)−2,3−ブタンジオールからの2−ブタノールの産生、および(R)−アセトインの(S)−2,3−ブタンジオールへの変換を伴う。これらのステップは、MEKと2−ブタノールの両方の産生に関与する。そのような発酵方法は、さもなければ大気中に放出され、環境を汚染するであろう工業プロセスからの一酸化炭素を使用する手段を提供する。【選択図】図1 |