ストリップ鋳造法による７００ＭＰａ級高強度耐候性鋼の製造方法

摘要

【課題】ストリップ鋳造法による７００ＭＰａ級高強度耐候性鋼の製造方法の提供。【解決手段】ストリップ鋳造法による７００ＭＰａ級高強度耐候性鋼の製造方法であって、１）溶鋼の化学組成が重量％で、Ｃ：０．０３〜０．１％、Ｓｉ≦̸０．４％、Ｍｎ：０．７５〜２．０％、Ｐ：０．０７〜０．２２％、Ｓ≦̸０．０１％、Ｎ≦̸０．０１２％、Ｃｕ：０．２５〜０．８％、Ｃｒ：０．３〜０．８％、Ｎｉ：０．１２〜０．４％；Ｎｂ、Ｖ、Ｔｉ及びＭｏから選択される１以上のマイクロアロイ元素：Ｎｂ：０．０１〜０．１％、Ｖ：０．０１〜０．１％、Ｔｉ：０．０１〜０．１％、及び、Ｍｏ：０．１〜０．５％、並びに、残部：Ｆｅ及び不可避的不純物からなる、製錬工程と、２）厚さ１〜５ｍｍの鋳造鋼帯が直接鋳造される、ストリップ鋳造工程と、３）２０℃／秒を超える冷却速度での上記鋳造鋼帯の冷却工程と、４）熱間圧延するとオーステナイトのオンライン再結晶が起こり、熱間圧延後の熱延鋼帯の厚さが０．５〜３．０ｍｍである、熱間圧延温度１０５０〜１２５０℃、圧下率２０〜５０％、変形速度＞２０ｓ−１での上記鋳造鋼帯のオンライン熱間圧延工程と、５）冷却速度が１０〜８０℃／秒であり、巻き取り温度が５２０〜６７０℃である、冷却及び巻き取り工程とを含む製造方法。得られる鋼帯の微細組織は、主に均一なベイナイト及びアシキュラーフェライトからなる。【選択図】図１