摘要 |
安価なポリエチレン系樹脂を用いた発泡成形品でありながら、ポリプロピレン系樹脂による成形品への溶着性も高くし、発泡倍率も高くし、耐衝撃性も所定レベルまで有するようにする。このため、第1のポリエチレン系樹脂と、第2のポリエチレン系樹脂と、ポリプロピレン系樹脂とを混合した基材樹脂を発泡させて成形する。第1のポリエチレン系樹脂は、長鎖分岐構造を有し、密度0.920g/cm3以上である。第2のポリエチレン系樹脂は、低圧スラリー法で製造され、長鎖分岐構造を有し、密度0.920g/cm3以下、かつ160℃での溶融張力が70mN以上である。ポリプロピレン系樹脂は、配合比率が重量比で基材樹脂の20%以上とする。 |