摘要 |
経済的かつ安定的にポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体を製造する方法を提供すること。具体的には、二価フェノール系化合物、カーボネート前駆体及びポリオルガノシロキサンを、アルカリ性化合物水溶液及び非水溶性有機溶媒の存在下に重合して得られた重合反応液を、連続的又は断続的に反応器から抜き取る工程(A)、工程(A)で抜き取った重合反応液を水相と非水溶性有機溶媒相とに分離する工程(B)、及び工程(B)で分離した非水溶性有機溶媒相を酸性水溶液で洗浄した後、水相と非水溶性有機溶媒相とに分離する工程(C)、を有するポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体の連続的な製造方法であって、工程(C)で分離した水相中のポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体の含有量が2質量%以下になるように制御し、かつ工程(C)で分離した水相を非水溶性有機溶媒で抽出して得られる抽出液の一部又は全部を工程(A)に再利用する、ポリカーボネート−ポリオルガノシロキサン共重合体の連続的な製造方法。 |