摘要 |
<p>既存のガス化炉にも適用可能な簡素な構成により、灰分の少ない炭素質固体燃料の安定的なガス化を可能にして、適用可能な炭素質固体燃料の種類を増やす。石炭ガス化システム(1)は、炭素質固体燃料として、例えば石炭をガス化剤(例えば空気や酸素)と共に炉内で反応させて石炭から可燃性ガスを生成する石炭ガス化炉(2)と、石炭を微粉状にして石炭ガス化炉(2)に投入する微粉炭供給装置(15)(固体燃料供給手段)と、石炭(微粉炭)の灰分を石炭ガス化炉(2)の内部に投入する灰分供給装置(20)(灰分供給手段)とを備えてなる。灰分供給装置(20)は、前記灰分として、石炭ガス化炉(2)内にて微粉炭がガス化される際に生成されて排出されるスラグを石炭ガス化炉(2)に再投入するように構成されている。スラグはコンバスタ(4)内で溶融して溶融スラグ(S)となり、コンバスタ(4)の内壁に付着して耐火材として機能する。</p> |