摘要 |
この発明は、触媒劣化検出装置に関し、触媒使用量を低減した場合であっても三元触媒の劣化判定を高精度に行うことが可能な触媒劣化検出装置を提供することを目的とする。吸蔵サイクル中に金属セリウムが吸蔵する酸素量(酸素吸蔵量OSA)を、A/Fセンサ18で検出される排気空燃比(下流側A/F)がリーン域に移行する直前までにおけるA/Fセンサ18の出力値に基づいて求め、三元触媒のOSCに関する劣化を検出する。吸蔵サイクルにおいては、S/C14に流入する排気空燃比がリッチからリーンに変化するように目標空燃比が設定される。そのため、下流側A/Fは、ストイキ到達後の時刻t1において、ストイキからリーン域に移行する。三元触媒が劣化すると、下流側A/Fは、時刻t4においてストイキからリーン域に移行する。そのため、算出される酸素吸蔵量OSAは、正常時のそれに比して極めて小さくなる。 |