摘要 |
【課題】既設建物に差し込まれた複数の軸材に鋼材を取り付ける際の施工性を良好に確保しつつ、軸材及び鋼材のコンクリート体との一体性の低下を抑制することができる既設建物の耐震補強構造及び既設建物の耐震補強方法を提供する。【解決手段】既設建物の耐震補強構造は、既設建物に先端部が差し込まれる複数の軸材22と、複数の軸材22の基端部が遊貫可能な複数の挿通孔28を有する鋼材23と、挿通孔28Aに挿通された軸材22Aの基端部に取り付けられて、鋼材23を挟持する挟持部31と、挿通孔28Bに挿通された軸材22Bの基端部において、鋼材23よりも基端に近い位置に設けられる抜け止め部34と、鋼材23を内部に含んで既設建物と一体化されるコンクリート体24と、を備える。【選択図】図3 |