摘要 |
鋼板が主要成分を含有し、該鋼板が体積分率でベイナイトとマルテンサイトの合計を40%以上、残留オーステナイトを8%以上〜60%以下、且つフェライトを40%未満含有し、残不可避的組織より成る高強度溶融亜鉛めっき鋼板。該溶融亜鉛めっき鋼板は、溶融亜鉛めっき層と下地鋼板との界面に、FeおよびAlおよびZnおよび不可避的不純物からなる金属間化合物を、平均厚みで0.1μm以上2μm以下有し、且つ、その金属間化合物の結晶粒径が0.01μm以上1μm以下である。前記溶融亜鉛めっき層を除去した後の下地鋼板表面の算術平均粗さRaが0.1μm以上、2.0μm以下、且つ、粗さ曲線における輪郭曲線要素の平均長さRSmが5μm以上、300μm以下とする。高強度鋼板を基材にとし、割れや破断を抑制出来る成形性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板が提供される。 |