摘要 |
<p>本発明は、鋳造用部材の溶湯接触面にナノカーボン類によって構成されるナノカーボン層を形成し、前記ナノカーボン層の上にBN、黒鉛、タルク、又はシリカによって構成された粉体を主成分とする潤滑剤を塗布するものである。前記ナノカーボン層を形成する際に、当該ナノカーボン層と前記鋳造用部材の溶湯接触面との間に窒化層が形成されるとともに、前記ナノカーボン層に塗布される潤滑剤は、BN粉体を主成分とするものであることが好ましい。本発明によれば、鋳造回数を重ねても鋳造用部材の離型性及び湯流れ性を維持でき、かつ、鋳造用部材の溶湯接触面の表面処理工程にかかるコストを低減できる。</p> |