摘要 |
本発明の目的は、シリンダ内のある領域向けの噴霧のペネトレーションを低減してエンジン内の摺動抵抗を増やすオイル希釈減少、シリンダライナへの燃料付着等を低減すると同時に、ペネトレーションが増加した噴霧による悪影響を減らすことを目的とする。複数の噴孔を有し内燃機関のシリンダ3内に燃料を噴射する燃料噴射弁において、前記シリンダ内に形成されるタンブル流Tの強い領域A2及びA6を含む環状の空間T1に向けて燃料を噴射する大径噴孔a2及びa6と、シリンダ3内に形成されるタンブル流の弱い領域A1,A4,A3,A5を含む空間に向けて燃料を噴射する小径噴孔a1,a4,a3,a5とを備える。大径噴孔からの噴霧は、小径噴孔からの噴霧よりも、前記タンブル流に対する貫徹力が大きい。 |