発現ベクター要素の組み合わせ、新規の産生細胞生成法、およびポリペプチドの組換え産生のためのそれらの使用

摘要

ヒト伸長因子1αプロモーター（イントロンAを含む）の一過性トランスフェクションのための使用が、（LC-HC-SM構成において）増強された産生能を提供し、ウシ成長ホルモンポリAシグナル配列の使用が、SV40ポリAシグナル配列の使用と比較して増強された産生能を提供し、bGHポリAシグナル配列へのHGTの付加が、hCMVプロモーターを含有しているベクターにおいて増加した産生能をもたらし、かつベクター構成LC(3'-5')-HC-SMが、改善された発現をもたらすことが、本明細書に報告される。安定プールにおいて、hEF1αプロモーターを含有しているベクターで生成されたプールは、バッチ分析において増強された産生能を示し、hEF1αプロモーターを含有しているベクターで生成されたクローンは、低下した数の低産生クローンを示し、かつhEF1αプロモーターを含有しているベクターで生成されたクローンは、IgG発現のより高い安定性を示す。単一クローンについては、選択マーカーの下流の位置づけを有するベクター構成（LC-HC-SM）が、単一クローンの産生能に対して正の効果を及ぼすこと、かつbGHポリAシグナル配列およびhGTを含有しているベクターで生成されたクローンが、より高い産生能を有することが報告される。