| 摘要 |
本発明は、ロータリーエバポレータ（１）に関するものであって、該ロータリーエバポレータ（１）には、回転駆動装置（５７）のハブ（５８）内で、ガラス中空軸（８）として形成された蒸気通流部を緊締するための、スリーブ状の基本形状の緊締インサート（５９）が対応配置されており、該緊締インサート（５９）は、長手方向に互いに間隔をあけて配置された緊締部分（Ｋ１，Ｋ２）を有していて、これらの緊締部分（Ｋ１，Ｋ２）はそれぞれ、緊締インサート（５９）の長手方向軸線に対して相対的に傾斜された、少なくとも１つの緊締斜面（６３，６４）を有しており、該緊締斜面（６３，６４）は、これらの緊締斜面（６３，６４）に対応配置された、回転駆動装置（５７）の対応斜面（６５，６６）と協働して、緊締インサート（５９）を軸方向に押圧することにより、緊締部分（Ｋ１，Ｋ２）を、ガラス中空軸（８）に対して押圧するようになっている。本発明の提案では、緊締インサート（５９）が、その長手方向に方向付けられた複数の支持バー（６０）を有しており、これらの支持バー（６０）は、緊締インサート（５９）の周方向に方向付けられた複数の結合ウェブ（６１，６２）を介して互いに結合されており、これらの結合バー（６１，６２）は、隣り合う支持バー（６０）の、緊締インサート（５９）の一方の側又は他方の側に配置されたバー端部領域を交互に結合しており、支持バー（６０）と結合ウェブ（６１，６２）とが結合されて、緊締インサート（５９）のスリーブ状の基本形状を成しており、互いに間隔をあけて配置された緊締部分（Ｋ１，Ｋ２）は、緊締インサート（５９）の対向する両端部に設けられていて、緊締斜面（６３，６４）を支持している結合ウェブ（６１，６２）により形成されている。本発明の別の提案では、シールリング（７６）がリングディスクとして形成されており、該リングディスクの外側のリングゾーン（７８）が、締め込み縁部として設けられており、リングディスクは、ガラス中空軸（８）の長手方向に曲げられた内側のリングゾーン（７９）を有しており、シールリング（７６）は、ガラス中空軸（８）の長手方向に方向付けられたリングディスクの部分領域（Ｔ）でもって、ガラス中空軸（８）に密着している。 |
