摘要 |
<p>【課題】立ち上がり時刻の高精度化手法を用いたサージ到達時間差型故障点標定システムの提供。【解決手段】サージ波形成分の混入時点が明確でない場合において、(1)サージの混入時点が判明している過去の電圧または電流波形データが存在する場合は、その波形データy(t)に対して、一定時間間隔で観測された電圧または電流サージ波形の観測値DOSC(t)との比を算出し(式3)で示される誤差を算出してその値が最小となる観測値データ中のサージ波形の立ち上がり時点t0を送電線10の両端に設置された波形記録装置100−1、100−2毎に求め、その時間差から故障点標定し、(2)サージの混入時点が判明している過去の電圧または電流波形データが存在しない場合は、(式1)又は(式2)で想定されるサージ波形y(t)に対して理論的にサージ波形の立ち上がり時点t0を送電線の両端に設置された波形記録装置毎に求め、その時間差から故障点標定する。【選択図】図10</p> |