摘要 |
アクティブヌルおよびビームステアリングCRPA(controlled radiation pattern antenna)を利用するGNSS受信器に使用される搬送波位相補正サブシステムにより、CRPA濾波信号から取得した搬送波位相測定値におけるアンテナ位相中心移動を補償する搬送波位相補正値を求める。この搬送波位相サブシステムは、測定した放射パターンと、CRPAにおける衛星信号の入射角と、適用された重みとを利用して、上記のCRPA濾波信号に適用される搬送波位相補正値を求める。このCRPA濾波信号からは、ジャミング信号の動的変化に依存して搬送波位相測定値が後に取得されるかまたは搬送波位相測定値が得られる。上記のように搬送波位相を補正すれば、GNSS受信器は、公知のRTK技術を利用して搬送波サイクルアンビギュイティを解決することができる。 |