摘要 |
<p>【課題】炉体、ヒータ、バンド間の熱膨張差に起因して、炉体に温度分布の変化が発生し、試料と参照試料への炉体からの熱移動が不均衡になりベースラインドリフトやノイズが発生し易くなる問題を防止する示差走査熱量計を提供する。【解決手段】ヒータを板状で形成し、ナットにより、炉体3とヒータをこれらが互いに押圧する方向に締め付ける。また、ナットとヒータの間には、弾性材料からなるOリングを設ける。そうすると、ナットを締め付けることで、ヒータの上面と炉体3の下面が押し付けられ、ヒータの上面と炉体3の下面は平面で接触する。また、ヒータと炉体3の熱膨張差による接触力の変化は、Oリングが、発生する熱膨張差を吸収することができるため、ヒータから炉体3への熱伝達を一定に保つことができる。【選択図】図1</p> |