摘要 |
オフ時の高バイアス下であっても、ゲート電極近傍の電界が緩和され、破壊されにくいスイッチング素子を提供する。スイッチング素子1は、キャリア走行層13と、キャリア走行層13の上面に形成され、バンドギャップがキャリア走行層13より大きくキャリア走行層13とヘテロ接合するキャリア供給層14と、ソース電極15とドレイン電極16と、当該ソース電極15とドレイン電極16の間に配置されたゲート電極17とを備え、キャリア走行層13とドレイン電極16の間に、不純物ドープ層20を介在させてなる。不純物ドープ層20は、ヘテロ接合により生じた二次元キャリアガス層18を構成するキャリアと同導電型の不純物が高濃度にドープされた半導体層であり、スイッチング素子1がオフ状態時に、不純物ドープ層20内に空乏層23bが形成されることにより、ゲート電極17近傍に生じる高電界を分散させる。 |