摘要 |
A)ケイ素源となる物質と、アルミニウム源となる物質と、カルシウム源となる物質と、ユーロピウム源となる物質とを混合し、B)得られた混合物を焼成して酸窒化物蛍光体粉末を得、そして、C)該酸窒化物蛍光体粉末を不活性雰囲気中で焼結して多結晶セラミックスを得る工程を含み、前記焼結される前記酸窒化物蛍光体粉末が、酸素を除いて組成式:Cax1Eux2Si12−(y+z)Al(y+z)OzN16−z(ただし、式中、x1、x2、y、zは、0<x1≦3.40、0.05≦x2≦0.20、3.5<y≦7.0、0≦z≦1)で表される組成を有し、前記酸窒化物蛍光体粉末の酸素含有量は、前記組成式(1)で表される酸窒化物蛍光体の理論酸素含有量よりも過剰であり、その酸素の過剰量が該組成式(1)で表される酸窒化物蛍光体の理論質量を100質量%として1.1〜11.5質量%であることを特徴とする、前記多結晶セラミックスからなる波長変換部材の製造方法。300nm〜500nmの波長の光により励起されることで、ピーク波長が590nmから610nmの広い波長域で蛍光を発し、その際の変換効率が大きい波長変換部材が提供される。従来よりも耐久性に優れ、且つ高効率な波長変換部材が提供され、また、波長変換部材と半導体発光素子とを組み合わせた発光装置が提供される。 |