プロ香気化合物

摘要

本願では、式（Ｉ）の化合物が提供され、前記式中、Ｒ1は、Ｃ3〜Ｃ20炭化水素基を表し、このＣ3〜Ｃ20炭化水素基は、式Ｒ1ＯＨのアルコールから、式Ｒ1ＯＣＨ＝Ｏのギ酸エステルから、又は式（ＩＩ）のシンナミルアルデヒドから誘導されるものであり、ここで式Ｉの化合物は、酸化された時に、式Ｒ1ＯＨの香気アルコール、式Ｒ1ＯＣＨ＝Ｏのギ酸エステル、及び式（ＩＩＩ）のアリールアルデヒドから成る群から選択される化合物を放出可能であり、前記式中、Ｒ2は独立して、水素原子、ヒドロキシ基、置換若しくは非置換のＣ1〜Ｃ6アルキル基、Ｃ1〜Ｃ6アルコキシ基、又は−Ｏ（Ｃ＝Ｏ）ＣＨ（ＣＨ3）2であり、Ｒ2のうち２つは、置換若しくは非置換の五員環又は六員環を形成していてよい。これらの化合物は例えば、香気化合物（例えば香気アルコール、香気アルデヒド、又は香気ホルメート）の伝達又は放出を延長させるための前駆体として有用である。