| 摘要 |
１Ｅ＋１０イオン／秒に上る極めて大きい電荷スループットを目指して設計されているタンデム質量分析計のための方法及び実施形態が提案されている。１つの動作モードでは、広いｍ／ｚ範囲を有する初期イオン流れがトラップアレイの中で時間分離される。アレイはより狭い瞬時的ｍ／ｚ範囲を有するイオンを射出する。イオン流れは、制限された時間的広がりで広口径イオンチャネルに捕集され閉じ込められる。次いで、狭いｍ／ｚ範囲を有するイオン流れは多重反射ＴＯＦの中で直交加速器の頻発的で時間符号化されている動作で分析され、而して、複数の重なり合いの無いスペクトル区分が形成される。別のモードでは、時間分離されたイオンは、包括的全質量ＭＳ−ＭＳ分析のための断片化に曝される。ＭＲ−ＴＯＦ入口の瞬時的イオン流れは、重なり合っているスペクトルの効率的な復号を可能にするより低いスペクトル密集によって特徴付けられる。それらのモードは、ダイナミックレンジを改善するように従来式分光計動作と組み合わされる。実用的な解決法を提供するために、トラップアレイ、広口径閉じ込めチャネル、抵抗性多重極、並びに長寿命ＴＯＦ検出器、を構成する複数の新規性のある構成要素が提案されている。【選択図】図２ |
