励起ビームの時間ゲート及び蛍光放射の同期検出に基づく誘導放出抑制（ＳＴＥＤ）顕微鏡法

摘要

励起種を含むサンプルの走査による光学顕微鏡法であって、該方法は、第１光線及び第２光線のそれぞれを、サンプルの部分的にオーバーラップしたエリア上に方向付けるステップであって、第１光線が励起種のメンバーを励起するために提供され、第２光線が励起されたメンバーの数を減らすために提供されるステップと、サンプルから来て、連続する第１時間ゲート及び第２時間ゲートの間に主成分及びスプリアス成分を備える光信号を検出するステップであって、第１時間ゲートが、主成分及びスプリアス成分が存在する間での時間間隔の間に光信号を検出するために設けられ、第２時間ゲートが主成分がゼロになりやすいかゼロである間での時間間隔の間に光信号を検出するために提供されるステップと、その主成分を分離するために検出された光信号を処理するステップとを備える。第１光線は、第１時間ゲートの間に作動して第２時間ゲートの間に遮断される。