摘要 |
【課題】 鋼線材の花捲きコイルの形成と沸騰冷却による制御冷却とを併行処理する方法において、コイル形状の正確性と冷却のコイル内均等性とを改良する。【解決手段】 熱延された線材を水平レイング式巻取機と水平コンベアによって水平平行リング列を形成し、コンベア端から回転集積台に中心を外して落下集積して『花捲きコイル』を形成しつつ該コイルを併行して温水中に浸漬冷却する方法において、リングを定点着地させるため、集積台と巻取機の回転方向を逆に設定し、着地点中心を回転軸からリング列走行方向に対して垂直の所定偏心距離とする。コイル下層の核沸騰に起因する上層の沸騰撹拌の増加による上下不均衡に対して冷却槽側壁から空気を吹き込み下層部の撹拌を補強する。正確なコイル形成と撹拌力の安定により均一性に優れた冷却が可能となる。【選択図】 図1 |