摘要 |
次世代配電自動化ネットワークとAMIバックボーンネットワークが共用/共存するマルチホップ無線ネットワークシステムにおいては、分散型P2P通信が必要となるため、集中制御型通信ネットワークと比較し無線トラフィックが増大する。また、AMIバックボーンネットワークではコンセントレータで集約されたスマートメータのデータを管理サーバに伝送する必要があるため、通信ネットワークの基地局近傍で伝送データ量が増加し、通信遅延が増大してしまうという課題がある。基地局(管理サーバに接続された無線局)を含むマルチホップ無線通信ネットワークにおいて、ネットワーク内の各無線局が、定められた送信順番に従い順番にデータ送信機会を与えられ、送信タイミングになると、データをブロードキャストまたはマルチキャストにより送信し、データを受信した無線局は自身の送信順番になると、受信データに自身のデータを追記した上でパケットをブロードキャストまたはマルチキャストにより転送する。 |