摘要 |
本発明は発明は自動車用トルクコンバータにおけるインペラシェルとフロントカバーとの接合部における溶接構造及びレーザ溶接方法に関する。インペラシェル10とフロントカバー12とはその軸方向筒状突出部10-1A,12-1Aを相互に軸方向に嵌合される構造とし、径方向外側に位置する軸方向筒状突出部12-1Aと対向突当面とは全周においてレーザ溶接部14にて溶接される。レーザ溶接部11は、径方向においては外周面より突当面間を、径方向内側の軸方向筒状突出部10-1Aに一部食い込む(食込み深さ=d)ように延設されている。溶接ビームは矩形断面を呈する。溶接部11の形成は、第1段階での円周方向に沿って間隔をおいた仮止め溶接と、第2段階での全周での本溶接とで構成され、仮止め溶接部は本溶接時に一部は固化状態を維持するように細長い形状とされる。 |