摘要 |
良好な水蒸気バリア性を有すると共に、接着層を介在させなくとも優れた層間接着性を示す熱可塑性樹脂シートを提供することを課題とする。スチレン系樹脂とオレフィン系樹脂の混合物を含んでなる内部層(A)と、内部層(A)の混合物と比較してオレフィン系樹脂の混合比率が低いスチレン系樹脂とオレフィン系樹脂の混合物を含んでなり、内部層(A)の両面に積層された中間層(B)と、スチレン系樹脂を含んでなり、中間層(B)の外側に更に積層された外部層(C)とを含む層構成とし、内部層(A)と中間層(B)における樹脂層の断面において、オレフィン系樹脂ドメインのうちアスペクト比(長軸の長さ/短軸の長さ)が10以上のものが80%以上であるモルフォロジーを有する熱可塑性多層樹脂シートとすることで、上記課題を解決する。 |