摘要 |
この発明のX線管装置では、平板フィラメント(11)は、全灯通電加熱用脚部(12,13)と半灯通電加熱用脚部(14,15)とを備え、全灯通電加熱用脚部(12,13)には電源(25)および可変抵抗器(27)が電気的に接続され、半灯通電加熱用脚部(14,15)には電源(26)および可変抵抗器(28)が電気的に接続されている。全灯通電加熱用脚部(12,13)から通電することで電子線出射面の全面の領域を通電加熱し、半灯通電加熱用脚部(14,15)から通電することで電子線出射面の全面よりも狭い領域を通電加熱する。さらに、可変抵抗器(27,28)が、通電する電流値を調整することで電子の放出範囲を自在に調整することができ、全体を加熱した場合と部分的に加熱した場合とのそれぞれの焦点の間での任意の大きさの焦点を得ることができる。 |