摘要 |
390MPa以上の高張力鋼板のブランク(300)から、溝底部(101)、稜線部(102)及び縦壁部(103)を少なくとも有する断面形状を有し、長手方向の端部に、稜線部(102)に沿う部分(106a)を含む外向きフランジ(106)が形成されたプレス成形品を得るプレス成形工程において、ブランク(300)の溝底部(101)に成形される部分のうち少なくとも長手方向端部にある領域(300a)がパンチ頂部(201b)から離れた状態となるようにして、稜線部(102)に成形される部分の成形を開始し、その時以降に、領域(300a)をパンチ頂部(201b)に接近させる。これにより、稜線部(102)と、それにあわせて外向きフランジ(106)の部分(106a)とを成形する際に、プレス成形の開始時から途中までは比較的緩慢に成形することにより、伸びフランジ割れの発生やしわの発生を低減又は防止する。 |