摘要 |
本発明は、校正平面(14)における電気ケーブル(10)のRF信号の電圧u(t)および/または電流i(t)を、時間ドメイン測定装置(34)を使用して時間ドメインでの測定によって算定する方法に関する。測定ステップにおいて、方向性結合器(18)を使用して、信号入力(19)から方向性結合器を通って校正平面の方向に向かう第1のRF信号の第1の成分v3(t)が、取り出されて、第1の測定入力(36)で時間ドメイン測定装置に供給されて、そこで測定され、また、校正平面から方向性結合器を通って信号入力の方向に向かう第2のRF信号の第2の成分v4(t)が、取り出されて、第2の測定入力(38)で時間ドメイン測定装置に供給されて、そこで測定される。信号成分v3(t)、v4(t)が、第1の数学的演算によって周波数ドメインに変換され、続いて、周波数ドメインでの絶対波量が、校正パラメータを使用して校正平面で算定され、最後に、算定された絶対波量が、第2の数学的演算によって校正平面における時間ドメインでのRF信号の電圧u(t)および/または電流i(t)に変換される。先行の校正ステップにおいて、校正パラメータが、周波数fに関して、および、時間ドメイン測定装置の測定入力の少なくともいずれかにおける反射率に関して、校正装置を用いて算定され、測定ステップにおいて、校正平面における絶対波量が、校正パラメータ(e00,r(Γ3,Γ4)、e01,r(Γ3,Γ4)、e10,r(Γ3,Γ4)、e11,r(Γ3,Γ4))を使用して算定され、Γ3、Γ4は時間ドメイン測定装置の入力の反射率である。 |