炭素担持型ＰＧＭ系触媒における細孔構造の酸化制御

摘要

【課題】燃料電池用の炭素に担持された、性能と耐久性が改善された触媒（以下、「炭素担持触媒」という）の提供。【解決手段】約７０Åよりも大きな平均のミクロ細孔４２直径を有する炭素担体とこの炭素担体の上に配置された白金族金属４０を含む炭素担持触媒４６。炭素担体４４の上に担持された白金族金属４８を有する第一の炭素担持触媒４８を提供する工程を含み、第一の炭素担持触媒４８は、第一の平均のミクロ細孔４２直径と第一の平均表面積を有する。第一の炭素担持触媒４８を酸素含有ガスと約２５０℃未満の温度において所定の時間にわたって接触させ、それにより第二の炭素担持触媒４６を形成させ、第二の炭素担持触媒４６は、第二の平均細孔直径と第二の平均表面積を有し、第二の平均細孔直径は第一の平均細孔直径よりも大きく、そして第二の平均表面積は第一の平均表面積よりも小さい炭素担持触媒４６。【選択図】図２