摘要 |
【課題】機関始動初期におけるベーンロータによる干渉打音の発生を抑制すると共に、エア排出後におけるベーンロータの相対回転変換の良好な作動応答性を確保し得るバルブタイミング制御装置を提供する。【解決手段】ロック機構は、段差円環状の第1受圧室33aに、第1油孔41aから供給された油圧によって、ロックピン30をコイルスプリング32のばね力に抗してロック穴31から後退移動させることにより、ハウジング5に対するベーンロータ7のロックを解除するようになっており、摺動用孔29の大径孔29bの内周面に形成された4つのエア抜き溝51〜54は、ロックピンがロック穴に係合している状態では摺動用孔の後端部29dと連通溝35を介して大気に連通している一方、ロック穴から後退移動することによって、大径部30bにより閉止されて第1受圧室との連通が遮断されるようになっている。【選択図】図5 |