摘要 |
【課題】 プーリおよび金属エレメントを金属ベルトの巻き付き径に応じて線接触および点接触させるベルト式無段変速機において、金属ベルトの巻き付き径が大きいときにプーリのV面と金属エレメントのプーリ当接面の径方向外端部との間に発生する隙間を最小限に抑える。【解決手段】 プーリのV面48のプーリ側曲線部分48cに当接可能な金属エレメント42のエレメント側曲線部分49cは、小径の第1円弧部A1と大径の第2円弧部A2とを含み、少なくとも一つの変速比において第1円弧部A1および第2円弧部A2が二つの当接点P1,P2において同時にプーリ側曲線部分48cに当接する。これにより、金属ベルト19が径方向外側に移動したときに第1円弧部A1の当接点P1がエレメント側曲線部分49c上を径方向内側にずれるのを防止し、前記隙間αを小さく抑えることができるだけでなく、プーリ側曲線部分48cおよびエレメント側曲線部分49c間に作用する荷重を二つの当接点P1,P2に分散して過剰な接触面圧が発生するのを防止することができる。【選択図】 図8 |