摘要 |
基準電位の異なる回路間で電磁エネルギーを伝送させる、高い絶縁信頼性を持つ絶縁伝送媒体を、低損失、小型、低コストに実現することを課題とする。本発明に係る回転体、固定体間の電波を用いた通信装置は、回転体に設置された少なくとも一つの回転体用通信器と、固定体に設置された一つの固定体用通信器との間で双方向通信を行う回転体、固定体間の電波を用いた通信装置において、前記固定体用通信器は複数の固定体用アンテナに接続され、前記回転体用通信器は少なくとも一つの回転体用アンテナに接続され、前記固定体用アンテナと前記回転体用アンテナはお互いの放射面が対向するようにそれぞれ前記固定体、前記回転体に配置され、前記回転体用通信器は信号の信号強度を検出する信号強度検出部を備え、前記固定体用通信器は、前記信号強度が所定の値以上となるよう、前記信号の位相角を位相シフト量分増減させる位相角調整部と、前記位相シフト量分増減させるよう位相角調整部を制御する位相角制御部と、前記信号を分配合成する分配合成部とを備える。 |