摘要 |
【課題】木材に空いた蟻道に樹脂を注入して補強する方法であって、注入の確実化、防蟻性の確実化、補強機能の確実化を図る。【手段】補修剤10は、エポキシ樹脂等の樹脂10aを主剤として、これにガラスバルーン10bのような強度低下材料と、チアメトキサム10cのような防蟻剤とを混合した構成になっている。ガラスバルーン10bの存在により、硬化後の補修剤10は木材部分と同様のしなりを持つように強度が低下するため、補修剤10が内部で突っ張ることによる耐久性低下を防止できる。強度低下材料は非セルロース系であるため、白蟻の被害を受けることはない。また、ガラスバルーン10b等の強度低下材料は微細であるため、補修剤10は高い流動性を維持できる。【選択図】図1 |