摘要 |
【課題】コンクリート構造物の各部位に、当該部位に適した補強を施すことができる方法を提供する。【解決手段】底部10と該底部10から鉛直に起立する壁部11とを備え、地中に埋設されるボックスカルバート1の補強方法であって、壁部11に、鉛直方向に延在し、下端が底部内面10bよりも鉛直方向下方に達する複数の穴20を形成する穿孔工程と、それぞれの穴20に、底部10と壁部11とに跨る一連の補強部材50を挿入する挿入工程と、それぞれの穴20に、少なくとも引張強度が異なる第1の注入材61及び第2の注入材62を順次注入する注入工程と、を有する。第1の注入材61は、第2の注入材62に比べて、圧縮強度が高く、かつ、引張強度が低い注入材であり、第2の注入材62は、第1の注入材61に比べて、引張強度が高く、かつ、圧縮強度が低い注入材である。【選択図】図8 |