摘要 |
非鉄金属をダイカストするためのダイカスト用ピストン(1)は、ピストン本体(11)と、中間リング(9)と、シールリング(7)等少なくとも1個の外部部品を有する。この外部部品は、概して環状でピストンキャリア(3)を囲み、例えば、周囲温度から作動温度へ温度が変化するとき、接線方向に膨張および収縮ができるように軸方向のスロット(41、59、117)が設けられている。ピストンの外部部品のこの設計により、冷却は、ピストンの小さな部分、好ましくは、ピストンカバー(5、154)の裏側に限定される。その結果は、製造コストに反映された、全長が実質的に縮小した構造のダイカスト用ピストン(1)である。冷却ゾーンの寸法が小さいということは、冷却流体の流量も小さくなる。好ましい実施形態では、わずか2個の部品、即ち、ピストン本体(11)とピストンカバー(5、154)が2個の異なる直径のバヨネットロック(27、33)によってピストンキャリア(3)に締め付けられる。特殊な工具もなしに正面から簡単に組立ができる。【選択図】図22 |