摘要 |
Crを20〜30質量%、Niを30〜50質量%、ならびにMoおよびWの1種以上をMo+0.5Wで1.5質量%以上含有する高合金からなり、横断面が矩形の連続鋳造鋳片を分塊圧延し、継目無管の素材となる直径が150〜400mmの丸鋼片を製造する際、鋳片の横断面の短辺長さをH(mm)、および丸鋼片の直径をD(mm)とした場合に、1.3≦H/D≦1.8の関係を満足する条件で分塊圧延する。これにより、丸鋼片を穿孔圧延して中空素管に成形し、この中空素管を延伸圧延しさらに定径圧延して、高Cr−高Ni合金からなる継目無管を製造するに際し、穿孔圧延時に、管端割れの発生を防止することができ、継目無管を歩留り良く製造することができる。 |