摘要 |
【課題】被吸収液の拡散性を高めて、逆戻り量を効果的に低減させることができる吸水性樹脂を提供する。【解決手段】本発明に係る吸水性樹脂は、水溶性エチレン性不飽和単量体を内部架橋剤の存在下で重合させることにより得られる吸水性樹脂であって、4.14kPa荷重下での生理食塩水の吸水能が吸水開始から120分経過後において20ml/g以上であり、吸水開始から120分経過後の4.14kPa荷重下での生理食塩水の吸水能を荷重下膨潤度100%としたとき、30分経過後における荷重下膨潤度が70%以下である。このような吸水性樹脂は、水溶性エチレン性不飽和単量体を炭化水素分散媒中で、内部架橋剤の存在下、逆相懸濁重合させて吸水性樹脂を製造する方法において、アゾ系化合物と過酸化物との存在下において重合を行う工程と、その重合で得られた含水ゲル状物を後架橋剤で後架橋する工程とにより製造できる。【選択図】なし |