摘要 |
n-半導体基板の裏面には、p+コレクタ層(8)およびコレクタ電極(9)からなる裏面構造が設けられ、ターンオフ時にpベース領域(2)とn-ドリフト層(1)との間のpn接合から延びる空乏層がp+コレクタ層(8)に接触しないノンパンチスルー(NPT)型IGBT(10)が構成されている。NPT型IGBT(10)において、ターンオフ中の、p+コレクタ層(8)とn-ドリフト層(1)との間のpn接合(第1pn接合)(11)からn-ドリフト層(1)側に例えば0.3μm以下の深さにおける領域のホール電流のキャリア濃度と、p+コレクタ層(8)とn-ドリフト層(1)との間のpn接合(11)からn-ドリフト層(1)側に例えば15μmの深さにおける領域の蓄積キャリア濃度との濃度差は30%〜70%程度である。これにより、低コストで、高速かつ低損失なスイッチング動作を実現することができる。 |