| 摘要 |
結合親和性の検出に用いる装置は、基板（３）上に配置された平面導波路（２）を備え、さらに、所定波長のコヒーレント光（１）を平面導波路（２）内に結合させるための、所定の長さを有する光カプラー（４１）を備えることで、平面導波路（２）の外表面（２１）に沿って伝播するコヒーレント光のエバネッセント場（１１）を伴って、コヒーレント光の平行光線が平面導波路（２）を通って伝播するように構成される。平面導波路（２）の外表面（２１）は、その上に対象試料を結合可能な結合サイトを備え、結合サイトに結合された対象試料によってエバネッセント場（１１）の光を回折させるように構成される。結合サイトは、隣接する直線間で一定距離を置いて相互に平行する複数の所定の直線（７）に沿って配置される。当該所定の直線（７）は、エバネッセント場（１１）の伝播方向に対して傾斜して配置されることで、結合サイトに結合された対象試料により回折したコヒーレント光（１２）が、所定の直線に対して回折角で、平面導波路を通って伝播するコヒーレント光の光線の外側で平面導波路（２）の一部（１０）に配置された別の光カプラー（８）に衝突するように構成される。当該別の光カプラー（８）は、所定の検出域（９）において所定波長の整数倍の光路差で干渉するように、平面導波路（２）の外部に当該回折したコヒーレント光（１３）を結合する。 |
