摘要 |
従来の電磁波伝播シートはシート端部が導体で覆われていたため、導波管と類似の構造となり、カットオフ周波数を有していた。カットオフ周波数を持つことにより電磁波伝播シートの幅に制約を生じ、伝播させたい電磁波の周波数がカットオフ周波数より高くなるようなサイズまでしかシート幅を狭小化できないという問題があった。この課題を解決するため、本発明は、第1の向き(シート幅方向)の複数の配線(112)と第2の向き(シート長さ方向)の複数の配線(111)とが垂直に交差しているメッシュ状の第1の導体層(110)と、プレーン状の第2の導体層(120)と、前記第1の導体層(110)と前記第2の導体層(120)とに挟まれた誘電体層(130)と、を備え、前記第1の向きの配線(112)と前記第2の向きの配線(111)の単位長あたりのインダクタンスが異なることを特徴とする。例えば、シート幅方向の配線の幅を細くするとよい。 |