摘要 |
本発明のハニカム構造体の製造方法は、押出成形用金型を用いてセラミック原料を押出成形することにより、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設され、周囲に外周壁が形成されたハニカム成形体を作製する工程と、上記ハニカム成形体を焼成することにより、ハニカム焼成体を作製する工程と、少なくとも1つのハニカム焼成体を用いてセラミックブロックを作製する工程とを含むハニカム構造体の製造方法であって、上記押出成形用金型は、原料導入側面及び成形体押出側面を有する金型本体を備え、上記金型本体の上記原料導入側面には、上記セラミック原料を供給するための原料供給孔が形成されており、上記金型本体の上記成形体押出側面には、上記セラミック原料を上記ハニカム成形体の形状に成形するための成形溝が形成されており、上記原料供給孔及び上記成形溝の間には、上記原料供給孔及び上記成形溝を連通する連結部が形成されており、上記セラミック原料を押し出す方向に平行な断面において、上記連結部は、上記成形溝と連結する箇所に設けられた曲線部と、上記曲線部から上記原料供給孔へ向かう直線部とを含み、かつ、上記セラミック原料を押し出す方向に平行な方向における上記連結部の長さをa、上記セラミック原料を押し出す方向に垂直な方向における、上記連結部と連結する箇所の上記原料供給孔の幅をx、上記セラミック原料を押し出す方向に垂直な方向における、上記ハニカム成形体のセル壁又は外周壁の厚さに対応する上記成形溝の幅をyとし、b=(x−y)/2としたとき、2.0≦̸a/bを満たす部分を含む押出成形用金型であることを特徴とする。 |