摘要 |
1型糖尿病におけるインスリン生成の減少に対する新たなマーカが、セントラルメモリー(CD45RO+CD62L+)に対するCD4ナイーブ(CD45RO−CD62L+)の比に、また、CD4セントラルメモリーT細胞サブポピュレーションのレベル中に見出された。自己免疫およびその進行性、より具体的には、糖尿病、前糖尿病、真性糖尿病への感染し易さ、または、被験者におけるそのような複数の疾病のうちの1または複数に対する治療法/治療介入法の有効性のレベルを診断する方法が、被験者から抽出されたサンプルの免疫蛍光分析によってCD4ナイーブ(CD45RO−CD62L+)T細胞のレベルを決定することと、被験者から抽出されたサンプルの免疫蛍光分析によってCD4セントラルメモリー(CD45RO+CD62L+)T細胞のレベルを決定することと、CD4ナイーブT細胞のレベルおよびCD4セントラルメモリーT細胞のレベルを定量的に関連付けることとによって実施することができる。ここで、CD4セントラルメモリーT細胞に対するCD4ナイーブT細胞の低い比および/または高いCD4セントラルメモリーT細胞は、自己免疫、自己免疫への感染し易さ、糖尿病、前糖尿病、真性糖尿病への感染し易さ、または、そのような複数の疾病のうちの1または複数に対する治療の有効性の無さを示す。 |